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特定非営利活動法人 国境なき音楽団 設 立 趣 旨 書

音楽には心を癒す不思議な力があります。
音楽は人と人の違いを超えて浸透していきます。
音楽を通じて人の心と心を結びつける役目を担うのが「国境なき音楽団」です。

貧困、戦争、環境破壊など現代の地球が抱える問題の多くは、他者を思いやるよりも利益を優先してきた人間の経済活動に関係しています。また、犯罪や教育荒廃、高齢化にともなう様々な社会問題の発生は、心不在の世の中の表れかもしれません。そそれらを改善すべく数々の組織が活動しているなか、多様な社会ニーズに補完的に効果を発揮するのが音楽です。しかし、音楽で平和を手に入れることや苦痛を無くすことはできません。それができるのは人間です。その人間に力を与えることができるのが音楽だと考えます。

当法人は、2001年5月に法政大学人間環境学部の「ボランティア論」のプロジェクトとして発足し、その後任意団体として、老人ホームや障害者施設などへの訪問コンサート、国内外の支援コンサートなどを実施しています。2005年9月には平和を祈る参加型市民コンサートを開催し、全国39ヶ所で約200組の市民音楽家が、それぞれの地域で平和へのメッセージを発信しました。

音楽ビジネス界が企画するイベントでは、このような市民参加の機会が少なく、本来のイベント開催目的から離れた余興になりがちです。また一方で、能力、意欲のある音楽家によるボランティア活動も限られており、従来の慈善といったイメージを一新する活動形態が必要とされています。

「国境なき楽団」は、広く一般市民を対象として、市民の自発的参加と責任に基づき、音楽を通してすべての人が持つ豊かな可能性が開花する社会の実現をめざします。参加型市民コンサートや訪問コンサートの実施、世界の子どもたちに楽器をおくる活動を軸に、あらゆるところに笑顔と希望を届け、人々の心に潤いをもたらすことを使命とします。また、地域住民や他団体との協働により、音楽を愛する人たちの交流の場を提供するとともに、音楽の質や音楽家の社会的地位の向上にも資力を注ぎ、継続的に、経済的に支援活動ができる特定非営利活動法人として、毎日の実践と活動を行なってまいります。

平成17年 11 月 7 日
設立代表者  庄 野   真 代

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